JR西日本と関西鉄道協会加盟の鉄道事業者は6月25日、列車内の携帯電話マナーの扱いを変更すると発表した。

これまでは、列車内の優先座席付近では、携帯電話の電源を終日切るように説明してきたが、この方針を変更。7月1日以降は「優先座席付近では『混雑時』に携帯電話の電源を切る」とする。

駅・車内で利用者に通知するポスター

理由として両者は、総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正および携帯電話の利用形態の変化などの実態を踏まえ見直すことにしたと説明している。

なお、阪急電鉄、能勢電鉄、神戸電鉄、大阪市交通局地下鉄堺筋線は、これまで列車編成のうち1両を「携帯電話電源オフ車両」としてきたが、今後「優先座席付近において混雑時に携帯電話の電源を切る」に変更し、他の社局と足並みをそろえる方針だ。