NECは6月24日、NTTドコモが開始したLTE回線を利用した通話サービス「VoLTE(Voice over LTE)」のネットワークシステムの提供を公表した。

VoLTEのネットワークは、無線基地局装置、EPCコアネットワーク装置、IMSコアネットワーク装置で構成されている。

NECでは、VoLTEサービスに対応するため、既存のIMSコアネットワーク装置にビデオコール、SRVCC(LTEエリアから3Gエリア移動時のハンドオーバー処理)などの新機能を提供した。

また、既にLTEサービスで運用しているEPCコアネットワーク装置をVoLTEサービスに対応するためにソフトウェアのアップグレードを行った。

なお、NECは2010年にドコモが開始したLTE「Xi」の無線基地局装置、コアネットワーク装置などの提供に加え、同社のLTE-Advancedの基地局開発ベンダとしても選定されており、ドコモの移動通信ネットワーク構築に貢献してきた実績を持っている。