IBM、モバイルアプリの開発や脆弱性診断を支援するプラットフォーム

日本IBMは6月24日、モバイルアプリの開発・実行・継続的な品質改善・開発段階からのアプリの脆弱性診断を行う「IBM Worklight Platform」を6月30日より提供開始すると発表した。

同製品は、モバイルアプリの開発・実行を支援する「IBM Worklight Foundation」、継続的に品質を改善する「IBM Worklight Quality Assurance」、開発サイクルの早い段階で脆弱性を診断する「IBM Worklight Application Scanning」の3製品から構成される。

「IBM Worklight Foundation」(従来の製品名：IBM Worklight)は、オープンな技術に基づくエンタープライズ向けモバイル・アプリケーション・プラットフォーム。

「IBM Worklight Foundation V6.2」では、ネイティブ・アプリケーションから利用可能なAPIを追加し、開発・保守の生産性向上と容易な管理を実現するとともに、ビルド・管理・コンソール操作のコマンドライン・インタフェースを提供し、開発から運用までの自動化を可能にする。

「IBM Worklight Quality Assurance」は、エンドユーザーのコメントやアプリのテスト結果の効率的かつ継続的なフィードバック、自社・他社のアプリの評価などを通じて、モバイルアプリの品質改善を支援する。

「IBM Worklight Application Scanning」は開発段階で、コードレベルの脆弱性の検証が行えるため、デプロイの前に問題解決を実現する。統合開発環境から、「IBM Worklight Foundation」で開発したコードとの連携を実現する。

参考ライセンス料金は、「IBM Worklight Foundation」が551万2,300円(サーバインストール＋1接続機器)、「IBM Worklight Quality Assurance」が357万円、「IBM Worklight Application Scanning」が64万3,200円(1ユーザー当たり)となっている(いずれも税別)。