NXP Semiconductorsは、Javaレベルのすべてのハードウェア機能にアクセスができるよう設計され、従来よりもMIFARE、ICODEおよびNTAG向けAndroidアプリの開発を容易にするMIFARE、ICODEおよびNTAG対応製品向けMIFAREソフトウェア開発キット(SDK)を発表した。

同SDKはすべての人に公開されており、無料バージョンも用意されている。また、開発キットには以下のものが含まれるという。

  • Ready app and Go:ソースコード付きの完全なサンプル・アプリケーショ・プロジェクトで、新規開発プロジェクトのスターティングポイントとして適していると同時に、スマートフォン用に利用することも可能
  • LITE API:MIFARE内共通機能のためのユニバーサルAPIで、これにより開発者はさまざまなMIFAREカードで使える単一のアプリケーションを開発することができる
  • イージー・スタート・ガイドおよび総合マニュアル:開発環境の構築およびNXPライブラリのインポートに関するステップ・バイ・ステップの説明書とJava解説書

なお、アドバンスト・バージョンもリリースされる予定で、同バージョンでは、熟練開発者のための拡張コマンドセットが含まれるほか、JavaレベルのMIFARE DESFire、MIFARE PLUSまたはICODEへの広範な製品機能にアクセスすることができるという。加えて、MIFARE SAM AV2がサポートされるため、スマートフォンに接続したBluetoothリーダーまたはUSBリーダー内のSAMに安全にキーを格納することができるようになるという。

MIFARE SDKの活用イメージ