Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業Netcraftは6月6日(英国時間)、「June 2014 Web Server Survey|Netcraft」において2014年6月におけるWebサーバ調査結果を報告した。2014年6月はApacheが継続してシェアを失い、Microsoft IISがシェアを増やした。両者のシェアは肉薄しており、現在の傾向が続けば数ヶ月以内にはMicrosoft IISとApacheのシェアは逆転するものとみられる。

Apacheのシェアは2012年ごろから下降傾向が続いている。これとは対照的にMicrosoft IISはシェアの上昇が続いており、その差は僅差といったところまで肉薄しつつある。2014年6月はNginxもシェアを減らしているが、トップ100万サイトでは上昇傾向が続いており、アクセスが多いサイトでの普及は継続して進んでいることが確認できる。

この1、2ヶ月のApacheのシェア急落に関してOpenSSLのセキュリティ脆弱性に関する説明はNetcraftの報告書には記載されていないが、OpenSSLのセキュリティ脆弱性(通称Heartbleed)がWebサーバの選択に何らかの影響を与えた可能性はあるものとみられる。今後のシェアの動向が注目される。