村田製作所は6月3日、業界最小クラス (0.53×0.4mm) の巻線タイプインダクタを商品化したと発表した。
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LQW03AWシリーズ |
携帯電話の高機能化、マルチバンド化が進行しており、メインボード搭載部品に対するさらなるサイズダウン、省スペース要求が高まっているという。アンテナマッチングには高Qの部品が求められるが、インダクタの中でも巻き線タイプは高いQ特性を有するため需要が拡大しているという。
村田製作所では、サイズダウンとQ特性を両立すべく、業界最小クラス (0.53×0.4mm) の巻線タイプインダクタを商品化した。Qとは、インダクタの性能を示す一つの指標で、Q値が高いほど損失が少なく、高周波用インダクタとして、優れた特性になる。