帝人と阪神甲子園球場を運営する阪神電気鉄道は5月19日、阪神甲子園球場エコスポンサー契約を締結したと発表した。
両社は2012年より、ゴミの削減と資源の再利用を目的とした「阪神甲子園球場プラスチックカップリサイクル」を展開している。この取り組みは、球場で販売する生ビールに使用されるポリエステル製のプラスチックカップを球場内で回収し、帝人が回収したプラスチックカップをポリエステル繊維として再生するもの。
リサイクルされた繊維は、オリジナルワッペンなどのキャンペーングッズの原料に使用されている。
加えて、阪神甲子園球場は「環境に配慮した球場」を目指し、太陽光パネルの設置や蔦による壁面緑化、雨水・井戸水の利用などの取り組みを展開しており、今回、帝人はこうした同球場の取り組みに賛同する形でエコスポンサー契約を締結することにした。
「阪神甲子園球場の環境に対する取り組み」。左上から、プラスチックカップリサイクル、太陽光パネル、蔦による壁面緑化、雨水・井戸水利用 |
今回の契約締結により、「環境に配慮した球場」に向けた取り組みを紹介するために球場の内外や阪神電鉄の車両・駅に掲示する看板やポスター、ホームページなどに、エコスポンサーとして帝人の社名やロゴが表示される。
阪神甲子園球場が「環境に配慮した球場」に向けた取り組みを紹介するポスター |