日本法規情報は5月15日、同社が運営するWebサイの運用情報やユーザーへのアンケートをもとに実施した「職場環境における意識調査」の結果を発表した。

同調査は、異性間の職場におけるコミュニケーションの実態を把握するために行われ、有効回答数は856人(男性:368人、女性:488人)。

「職場での人間関係で困っている」と回答した人に、その理由を聞いたところ、最も多かったのが「苦手な人、好きになれない人がいる」(40%)だった。続いて「悪口を言うのが好きな人がいる」が20%、「噂話をするのが好きな人がいる」が17%、「上司にパワハラ・セクハラされる」「仲良くしたい人がいない」がともに7%、「同性に嫉妬される」が4%、「いじめられている」が2%という結果になった。

職場の人間関係で困っていること 資料:日本法規情報

次に、女性を対象に「職場の雰囲気を悪くしているのは誰だと思うか」について聞いたところ、1位は「女性の上司」で28%、ほぼ同じ比率で「女性の同僚」が27%だった。

男性の結果と比べ、「女性の上司」や「女性の同僚」を原因と考える女性が多く、以下、「男性の上司」が23%、「女性の部下」が11%、「男性の同僚」が9%。「男性の部下」が3%と続く。

女性側回答「職場の雰囲気を悪くしている人は?」 資料:日本法規情報

一方、男性を対象に「職場の雰囲気を悪くしているのは誰だと思うか」と聞いたところ、「男性の上司」と考えている人が最も多く41%と半数近くを占める結果となった。

以下、「男性の同僚」が22%、「男性の部下」が12%という回答が続く。男性にとって、異性の上司である「女性の上司」という回答は9%、「女性の同僚」「女性の部下」という回答はともに8%だった。

女性とは対照的に異性の上司、同僚、部下に対しては、職場の雰囲気を悪くする原因と考える男性は少ないことがわかった。

男性側回答「職場の雰囲気を悪くしている人は?」 資料:日本法規情報