米Twitterが4月29日(現地時間)に発表した2014年第1四半期決算は、売上・非GAAPベースの利益がアナリストの予想を上回った。しかしながら、月間アクティブユーザー数(MAU)の伸びが依然として鈍いままで、NYSE市場の時間外取引においてTwitter株が値下がりした。

1-3月期の売上高は2億5000万ドルで前年同期比119%増。内訳は広告が2億2600万ドル (前年同期比125%増)、データライセンスなどが2400万ドル(同76%増)だった。会計原則(GAAP)ベースでは1億3200万ドルの純損失、特別費用などを除いた非GAAPベースでは18万ドルの黒字だった。

月間アクティブユーザー数(MAU)の平均は2億5500万人で前期比5.8%増。4%増だった前期より改善しているものの、2億5700万人というアナリストの予想にとどかず、MAUの伸び減速に対する懸念を払拭できなかった。情報ツールとしてのTwitterの価値を示すタイムライン閲覧数が前期の1480億回から1570億回に増加したが、1000タイムライン閲覧あたりの広告収入が前期の1.49ドルから1.44ドルに下がった。