日本音楽著作権協会(JASRAC)は、熊本県熊本南警察署が4月18日、JASRACの管理著作物を無断複製したMIX-CDを通販サイトなどで販売していた福岡県の男性(35歳)を著作権法違反(無断複製物頒布)の疑いで熊本地方検察庁に送致したことを発表した。
MIX-CDとは、市販CDなどの音源から、複数の楽曲を繋ぎ合せたり、テンポを変えたりするなどの編集を施して新たに制作したCDのこと。
送致された男性は、福岡市や熊本市内のクラブを中心にDJとして活動しており、200曲以上のJASRACの管理著作物を無断複製してMIX-CDを製作。このMIX-CDを自身のブログで宣伝し、通販サイトなどで販売していたことから、JASRACが2014年2月10日に告訴していた。
警察の調べによると、この男性は2012年1月~2013年12月に、通販サイトを通じて115枚の違法MIX-CDを販売したほか、アパレルショップの店頭などでも販売していたことが判明しているという。