Maxim Integratedは4月14日(現地時間)、高精度のエネルギー測定を実現する高集積単相電力メータ用SoC「ZON M3 MAX71315」を発表した。

高精度で計量する技術が、メータ課金のために不可欠とされている。また、全世界で数百万台のメータが配備されており、コスト削減も考慮する必要がある。同製品は、4チャネルのデータ収集用に4つの24ビットA/Dコンバータ(ADC)を内蔵し、測定精度は5000:1のダイナミックレンジにわたって±0.1%を実現している。また、32ビット計測演算エンジン(CE)により、全収集データを高精度に処理できる。さらに、2つのタッチスイッチ入力は機械的スイッチを不要にして利便性を改善する他、赤外線(IR)通信インタフェースは一般的な追加IRレシーバモジュールを不要にする。

この他、SPI、I2C、および4つのUSARTなど、複数のインタフェース、温度補償を備えたリアルタイムクロック(RTC)、高精度な温度補償に対応するデジタル温度センサ、長期間の運用に十分なフラッシュおよびRAMメモリ容量を備えている。

なお、パッケージは100ピンLQFP。価格は1000個以上購入時で2.81ドルから。

高集積単相電力メータ用SoC「ZON M3 MAX71315」