メタップスは4月14日、オンライン決済サービス「SPIKE」オープンベータ版の提供を開始した。プログラミング不要で、リンクを設置するだけで決済機能をWebサイトに追加することができ、短時間・低コストで導入できるとしている。

昨年6月のクローズドベータ版限定公開から招待制での利用が開始されていたが、今回改めてオープンベータでの提供が始まった。

公式サイトですぐにアカウント作成が可能

通常、事業者がインターネット上でクレジットカード決済を導入する場合は、決済ごとに平均約3%の手数料+30円程度のトランザクションフィーが発生し、システム周りのプログラミングも必須となる。

同サービスはこれを不要にして、Web上のあらゆる場所で簡単にオンライン販売を可能にするもの。手続きの煩雑さや手数料がハードルとなって、これまでカード決済の導入が難しかった個人事業主・スタートアップ・中小企業等を対象にしている。

現在は、初期費用・月額費用・決済手数料などが無料で、月間100万円までの決済が利用できる「フリープラン」を提供している。また、月額3000円、月間1000万円までの決済は手数料が無料(それを超える部分は決済手数料2.5%+30円)の「ビジネスプレミアム」を今後提供する予定だという。

同社では今年度中にUSドルと日本円以外の各国通貨にも随時対応し、2016年に年間2兆円の決済額を目標としている。