富士通マーケティング(以下、FJM)と富士通システムズ・イーストは、中堅中小企業向けクラウドビジネスの拡大を図るため、SaaS商品をベースとした細業種クラウドサービスの開発、販売、サポートをワンストップで行う体制を構築し、本格展開すると発表した。

今回、両社は、新しい協業体制により、それぞれが蓄積してきた業種ノウハウを集約して細業種に特化したソリューション「FUJITSU Enterprise ApplicationGLOVIA smart きらら会計」や「FUJITSU Enterprise ApplicationGLOVIA smart ワークフロー」などの既存のSaaS型ソリューションを統合し、細業種向けERPソリューション「AZCLOUD SaaS」シリーズとして、SaaS商品のラインナップを強化。その第一弾として、食品業向けに「FUJITSU Enterprise ApplicationGLOVIA smart 食品FoodCORE」をベースとした「AZCLOUDSaaS食品」と、タブレット活用によるビル・マンションの点検情報を管理する「AZCLOUDSaaS 設備点検」を、それぞれ4月に提供を開始する。

「AZCLOUD SaaS」特長

また、FJMが持つ業種ノウハウに基づいた営業提案力、富士通システムズ・イーストが持つ豊富な業種ソリューションに基づくSE技術力、それぞれの得意分野を融合し、顧客に合わせた支援をWebなどを通じて提供することにより、わかりやすく手間がかからない新しい導入サービスを実現する。

両社は新しい営業・SEモデルを共同で推進するとともに、「AZCLOUD SaaS」シリーズを今後3年間で20種に増やし、中堅中小市場における大幅なシェア拡大を目指す。