長崎大学は、中央アフリカに生息するチンパンジーとゴリラの三日熱マラリアと三日熱マラリア様原虫を発見し、従来東南アジア発祥と考えられていた「三日熱マラリア」の起源が、実はアフリカであることを突き止めたと発表した。

同成果は、同大熱帯医学研究所マラリア研究室のリチャード・カレトン准教授などで構成される国際的研究グループによるもの。詳細は英科学誌「Nature Communications」電子版に掲載された。

今回、研究グループは、チンパンジーやゴリラといった大型類人猿から分離されたマラリア原虫の配列多様性を解析したところ、三日熱マラリア原虫がアフリカにおいて大型類人猿から人類へと宿主を変えたことを突き止めたという。

この結果について研究グループでは、これまでの三日熱マラリア原虫の進化に関する理解を変えるもので、人体寄生虫の進化過程での宿主転換の重要性を際立たせるものであると説明している。