米Amazon.comが4月2日に米ニューヨークでプレス向けイベントを開催する。招待状で同社は「ビデオビジネスのアップデート」を予告しており、噂されてきたビデオストリーミングサービス用セットトップボックスの発表が予想されている。
Amazonは米国において映画・TVエピソードのビデオオンデマンドサービス「Amazon Instant Video」のほか、Primeサービスユーザーが40,000以上の映画・TVエピソードを無料でストリーミング受信できる「Prime Instant Video」を提供している。セットトップボックスは映画・TV番組の配信サービスをTVで楽しみやすくする製品であり、AppleのApple TV、GoogleのChromecast、Rokuなどと競合する。The Vergeによると、AndroidをカスタマイズしたOSを搭載し、ゲームも遊べるようになる可能性がある。
セットトップボックスに関連して、Wall Street Journalが27日に、Amazonが広告ベースの動画コンテンツおよび音楽ビデオのストリーミングサービスを準備していると報じている。狙いの1つは販売促進。例えば、Run–D.M.C.の「My Adidas」の音楽ビデオを使って、音楽に加えてAdidasのシューズの購買意欲を刺激する。またAmazonユーザーが動画ストリーミングサービスに触れる機会を増やすことで、Prime Instant Videoを利用できるPrimeへのアップグレードを促す。