「TDC展 2014」ポスター Design: Non-Format

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、デザインコンペティション「東京TDC賞 2014」の成果を紹介する「TDC展 2014」を開催する。開催期間は4月4日~28日、会場は東京都・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)。開館時間は11:00~19:00(土曜日は18:00まで)。入場無料。

同展は、東京タイプディレクターズクラブが主催する国際アニュアルデザインコンペティション「東京TDC賞 2014」の受賞作品などを展示する、恒例の企画展。応募作品2,958点(国内1,960点、海外998点)の中から選ばれた、受賞作品11点(グランプリ1点、TDC賞4点、特別賞3点、RGB賞1点、ブックデザイン賞1点、タイプデザイン賞1点)をはじめ、ノミネート作品や優秀作品をあわせた100点あまりのタイポグラフィカルな作品が並ぶ。

今回のグランプリは、ドイツ人のフランク・フィリピンとギリシャ人のビリー・キオソグローが主宰するデザインスタジオ「ブライトン・ザ・コーナーズ」のブックデザイン作品「シンフォニー・フォー・ア・ビラブド・サン」が受賞。ドイツのベルリンで開かれた美術家、アニッシュ・カプーア初の大規模個展で発表された作品集だ。そのほか、町口覚のブックデザインや植原亮輔のブランディングデザイン、大原大次郎+井口皓太のミュージックビデオ作品、塚本陽のポスター作品がTDC賞を、佐藤卓+中村勇吾は「デザインあ展」の展覧会デザインで特別賞を受賞するなど、グランプリ以外はすべて日本人による作品となった。

「東京TDC賞 2014」グランプリ Brighten the Corners:Billy Kiosoglou&Frank Philippin(UK) 『Symphony for a Beloved Sun』ブックデザイン作品(Editorial, Book Design部門)

なお、4月5日には受賞者が登壇するデザインフォーラム「TDC DAY 2014」が開催される。時間は12:30~19:00、参加費は一般2,500円、学生・TDC会員2,000円。会場は東京都・東高円寺の女子美術大学 杉並キャンパス。メールでの事前予約制(先着)となっているので、公式ページを参照してほしい。