富士通は3月25日、オフコンのハードウェアリソースをクラウド化し、IaaS型サービスとして提供する「FUJITSU Cloud オフコンサービス」(以下、オフコンサービス)を、4月14日より提供開始すると発表した。
オフコンサービスは、オフコン用OS「FUJITSU Software ASP」が動作するプラットフォームを配備した同社データセンターに、利用者がネットワーク経由でアクセスし、必要とするオフコンシステムリソースを月額料金で利用するというもの。
また、このようなIaaS型サービスの提供に加えて、オンプレミス環境からクラウド環境への移行をスムーズに実現する移行サービスや、クラウド環境移行後のシステム運用を支援するサービスも合わせて提供する。
オフコンサービスは、主に「オフコンインフラ基本サービス」、「オフコンインフラ拡張サービス」(オプション)、「オフコン資産移行支援サービス」、「オフコンプラットフォーム運用支援サービス」で構成される。
「オフコンインフラ基本サービス」は、「PRIMERGY 6000」のラインナップに合わせ、システム規模に応じてCPUやメモリ、ディスクなどのハードウェアリソースを、「オフコンインフラ基本サービス」として提供。同サービスは、同社データセンター内に、サーバ、ストレージ、ネットワークなどを冗長化したサービス基盤の構築。価格は月額3万5,000円から。
「オフコンインフラ拡張サービス」(オプション)は、「オフコンインフラ基本サービス」のオプションサービスとして、メモリ容量やディスク容量、LANポート数、LAN帯域などのハードウェアリソースを増減させることが可能な「オフコンインフラ拡張サービス」を提供。同サービスにより、業務量、データ量の増減に合わせて利用するリソースを変更できる。月額価格はディスク増設が1万円から、メモリ増設が2万5,000円からなど。
「オフコン資産移行支援サービス」 は、オンプレミス環境からの環境定義情報の移行をはじめ、移行後の環境でのOS「ASP」、および関連ソフトウェアのインストール、バージョンアップ対応、さらに業務データの移行を実施する「オフコン資産移行支援サービス」を提供。価格は180万円から。
「オフコンプラットフォーム運用支援サービス」では、クラウド環境移行後のプラットフォーム運用を支援する「オフコンプラットフォーム運用支援サービス」を提供。同サービスは、定常的な電源ON/OFFからPTF適用まで日常の運用作業を当社が代行することで運用負荷軽減を図る。価格は月額12万円から。