米Googleは27日 (現地時間)、Google Maps Engineを使って公開されている地図を集めた「Google Maps Gallery」の提供を開始した。
昨年12月にNational GeographicがGoogle Maps Engineのパブリックデータプログラムを使って、同誌が所蔵する古地図など500以上のマップをオンラインで公開した。他にも数多くの非営利団体、政府組織、自治体などが同プログラムを利用している。そのように公開されているマップを集めて、誰でも簡単に検索・閲覧できる場としてGoogleが用意したのがMaps Galleryだ。Google Maps担当の製品マネージャーであるJordan Breckenridge氏は「インタラクティブなデジタル・アトラスのように機能する」としている。ギャラリーはBoundaries (境界)、Culture & Society (文化&社会)、Environment (環境)、Historical (歴史)、Imagery (画像)といったカテゴリーからブラウズできるほか、ギャラリー内のキーワード検索を行える。
公開時点でギャラリーに含まれるのは、National Geographic Society、世界銀行、アメリカ地質調査所、Florida Emergency Management、エドモントン市などが公開しているマップ。ギャラリーに参加する組織や団体は順次拡大していくという。