コクヨS&Tとコベルコシステムは、月締めの伝票や各種通知物など、相手先ごとに内容が異なる帳票の一斉配信をサポートするソフトウェア「e-SYOHSI Adaptor for @Tovas / Client」の販売を2月上旬から開始すると発表した。
コクヨS&Tは、これまでも情報トレーサビリティサービス「@Tovas(あっととばす)」を通じて、クラウド上のFAX・ファイル配信機能と、自動配信を行うシステム連携のためのモジュールを提供してきた。しかし同社が2013年に実施した電話調査で、多くの企業で効率の悪い手作業による郵送やFAX、メールの送信が行われている実態が判明したことなどから、このほど「e-SYOHSI Adaptor for @Tovas / Client」の提供を開始すことになったという。
手作業で電子メールによるファイル添付やFAX送信を行う場合、相手先ごとに内容の異なる帳票は一括送信ができず、宛先の数だけ同じ送信作業を繰り返す必要があった。同ソフトでは、業務ごとに送信先と送付物を関連付け、送信手段や通知文などもあらかじめ保存してテンプレート化することで、相手先ごとに内容の異なる帳票でも一度の操作で配信することができるという。
また、同ソフトは定型業務を自動化するほかに、送信内容を目視にて確認できる機能や、宛先ごとに送信を実行するか否かを選択できる機能なども備えている。
提供価格は、初期費用が50万円~、月額費用が3万円~となっている。