クリエーションラインは1月22日、米SCALRから委託を受け、ビットアイルとともに、日本をアジア地域の拠点として、ビットアイルの日本国内データセンターから、クラウドマネージメントツール「SCALR」の提供を開始すると発表した。
これまでSaaS型のSCALRは米国の拠点より提供されていたが、より快適なレスポンスを実現するため、日本をアジア地域の拠点として、日本国内のデータセンターからサービスを提供する。料金は、月額(基本料金)が99$から(5000SCU分、サポート付)。
SCALRは、米SCALRによって提供されているマルチクラウド対応のクラウド環境管理ツールで、Amazon Web Services(AWS)をはじめ、複数のクラウド環境でシステムを構築し、統合的に運用・管理できる。
AWS、Rackspace、IDCフロンティア等の複数のクラウドサービスやOpenStack、CloudStack等のプライベートクラウド環境と接続可能なほか、LAMP構成用、RDBMS用、KVS用、ロードバランサ用などの目的に併せたテンプレート(ロール)を標準で実装。
また、WebベースのGUIを備え直感的に操作することが可能で、日本ではWeb型アプリケーションサービス事業者など、IaaSクラウドサービスを利用する多くの事業者で利用されている。
クリエーションラインとビットアイルは、SCALRより委託を受け、それぞれ、サービスの運営・サポート(クリエーションライン)とデータセンターやサーバーの運営(ビットアイル)を担当。ユーザの契約先は、SCALRとなる。