アズジェントは2014年1月17日、多様化かつ深刻化するサイバー攻撃への対策強化を目的に、「セキュリティ・プラスラボ」を開設することを発表した。

同社はセキュリティに特化した企業として、実地に即したノウハウを蓄積しており、それらのノウハウは、セキュリティのグローバル基準確立を目的とした啓蒙活動や、国内外のさまざまな委員会への参加という形で活用されてきた。

セキュリティ・プラスラボでは、こうしたノウハウの活用をさらに推進するべく、セキュリティを切り口とした調査、研究、情報発信、人材育成を行っていく。

セキュリティ・プラスラボの活動イメージ

同研究機関では、世界中で横行する脅威の実態やその攻撃手法、そうした脅威からクラウド環境やモバイルデバイスを含めた情報資源を守るための対策技術の研究のほか、国内外の有識者や組織との積極的な連携を図ることにより、技術だけでは守ることのできない「ソーシャルエンジニアリング」のような領域を含めた、広義での"セキュリティ"に関する調査・研究も行うとしている。

アズジェントは、これらの成果を講演活動、レポート、トレーニングなどを通じて市場に発信することで、日本のセキュリティ強化に寄与するとともに、同社が提供するセキュリティサービス(セキュリティ・プラス)に還元し、最高水準のセキュリティサービスの提供を目指すという。