新日鐵住金と中国の武漢鋼鉄(集団)は1月8日、ブリキの製造・販売を目的とした合弁会社「武鋼新日鉄(武漢)ブリキ(WINSteel)」において、2013年12月31日よりブリキの商業生産を開始したと発表した。

WINSteelでのブリキの生産開始は、中国において食品缶、飲料缶などに使用する材料であるブリキの需要が年々増加しているのを受けてのことで、特に中国中西部での需要拡大を見込んでいる。

生産能力は、酸洗・冷間圧延設備(CDCM)が1基で年80万t、1号連続焼鈍処理設備(C.A.P.L.)が1基で年40万t、1号電気錫めっき設備(ETL)が1基で年20万tとなり、これらは現在稼動している。また、2号連続焼鈍処理設備と2号電気錫めっき設備を新たに建設中だという。

左は工場の外観、右は電気錫めっき設備(ETL)