チームラボは、3DCGによる架空の空間において、リアルタイムで動画・写真撮影を可能にする新プロダクト「チームラボスタジオ(teamLabStudio)」β版を開発したと発表した。

「チームラボスタジオ」撮影イメージ

「チームラボスタジオ」は、同社が提供するカメラ技術「チームラボカメラ」の開発プロセスで培われたというソーシャルメディア向けの写真撮影テクノロジーをベースに、諸機能を拡張した撮影スタジオのプロダクト。被写体となるユーザーが、あたかも3DCGの空間内にいるように動画/写真撮影できるのが最大の特徴で、ユーザーは空間内を動き回ったり、撮影カメラの場所や角度を自由に動かすことも可能となっている。

また、同社はコスプレ専門のソーシャル・ネットワーキング・サービス「Cure」などを運営するCure社を協賛サポーターに迎えて、本プロダクトの特別バージョンとなる「チームラボスタジオ with キュア(teamLabStudio with Cure)」を開発。インドネシア最大のポップカルチャーイベント「HelloFest9」のインターナショナル・コーナーにて、11月19日より展示する予定という。

この特別バージョンは、コスプレイヤー向けに特化した架空のステージを用意したもので、ユーザーがスタジオに入ると、ディスプレイには3次元の架空ステージに入ったユーザー自身がリアルタイムに映し出され、「3、2、1、アクション!」の掛け声と共に録画が開始される。ユーザーは10秒間の限られた時間の中でキャラクターになりきり、踊ってみたり・歌ってみたり・技やセリフを決めたりして、動画撮影ができるとのこと。なお、完成した映像は、会場のディスプレイでリアルタイムに確認できるほか、「HelloFest9」の公式Facebookページにもアップロードされるという。

あたかも3DCG空間内にいるように動画・写真撮影できる

ユーザーは空間内を動き回ったり、撮影カメラの場所や角度を自由に動かすことも可能