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Linus Torvalds氏は11月3日(米国時間)、「Linux 3.12 released .. and no merge window yet .. and 4.0 plans?」においてLinuxカーネル3.12のリリースを伝えた。Linuxカーネル3.12にはさまざまな新機能や改善が盛り込まれており注目度の高いリリースとなっている。Linuxカーネル3.12における主な機能は次のとおり。
- Btrfsにおけるデータ重複排除機能の実現(オフライン限定)
- XFSにおけるユーザ名前空間の実現
- MDサブシステムにおけるマルチスレッド対応版RAID5の実現
- ネットワークレイヤにおけるTSOサイジングの実現
- ネットワークレイヤにおけるFQスケジューラの導入
- ダイナミックティックコードの改善
Linus Torvalds氏はアナウンスの中でLinuxカーネルのバージョニングに関しても言及。3系のリリースは少なくとも19番かそのあたりまでにしたいとしており、最大でも3.19までのリリースとしたい旨を説明。4.0はそうした3系最後のリリースのバグフィックス版という形で出したいとしている。仮に現在のリリーススケジュールのまま進めば1年後といったあたりで3.19がリリースされ、そのあとでLinuxカーネル4.0のリリースということになる。