NTTドコモはこのほど、東京大学と連携し、大規模公開オンライン講座(MOOC : Massive Open Online Course)などを活用した反転学習に関する共同研究を開始することを発表した。
反転学習とは、説明型の講義をオンライン教材化して自宅などで予習できるようにし、従来は宿題になっていた応用課題を教室で対話的に学ぶことによって学習効果を高める授業形態を指す。また、MOOCは、大学などがオンラインで公開する講義のこと。
両者の共同研究は、MOOCなどに反転学習を組み合わせた新しい学習モデルを開発する目的で、2016年9月末まで開設される「東京大学情報学環 反転学習社会連携講座」において実施される。
この共同研究における取り組みとして、MOOCを活用した反転学習の検証が2014年春から開始される。また、研究に関する公開セミナーを年数回開催し、反転学習の効果検証を進める。
なおNTTドコモは、このほど設立された、日本におけるオープンオンライン教育の普及と継続学習が可能な環境の実現を目指す協議会「日本オープンオンライン教育推進協議会」への参加も発表している。