ソフトバンクテレコムは10月3日、同社のインターネットサービス「ODN」のサービスメンテナンスを装った不審なメールを確認したとして注意を呼びかけている。
「アカウントメンテナンスのお知らせ」と題したメールから、ODN Webメールのフィッシングサイトへ誘導し、メールIDとパスワードを入力させる事例があったという。
メールIDとパスワードが盗まれた場合、サービスを不正に利用されたり、第三者がユーザーになりすましてメールの送受信を行う可能性がある。
同社では、フィッシングサイトにアクセスしないための注意点をWebサイトで公開している。
注意点の1点目は、「差出人メールアドレスをご確認ください」というもので、内容がODNサービスに関するものでも、差出人メールアドレスがODN以外の場合は、なりすましメールである可能性が高いという。
2点目の「ODNのWEBメールにログインされる際にはURLをご確認ください」では、ODNのWebメールにログインする際はURLを確認するように呼びかけている。ODNのWebメールログインページは「http://www.odn.ne.jp/」と「https://www.odn.ne.jp/webmail/login.html」。
最後に「ID・パスワードを入力してしまった場合は、パスワードを変更してください」という点では、誤ってフィッシングサイトでIDやパスワードを入力した場合に、パスワードを早急に変更するようにとしている。パスワードの変更は「カスタマーサービスページ」から行える。
また、この発表を受けてフィッシング対策協議会が今回送信されたメール本文を公開している。10月3日17時00分時点でフィッシングサイトは稼働中であるとしており、同協議会でも注意を呼びかけている。