アドビ システムズは、レスポンシブWebデザインツールの最新プレビュー版「Edge Reflow Preview 6」にて、iOS7でも取り入れられているCSS Regionsをサポートしたことを、Webサイト「ADC PLUS」にて発表した。

「ADC PLUS」Webサイト

「Edge Reflow」がサポートしたCSS仕様「CSS Regions」は、レスポンシブWebデザインへのアプローチに革命をもたらす機能がサポートされた新たなもので、最新のiOS7と共にリリースされた最新版のSafariが同仕様をサポートしている。これを用いることで、Webでは実現が難しかったレイアウトとコンテンツを分けたデザインが可能。同ツールは、「CSS Regions」をサポートする最初のデザインツールとなったということだ。

また、「CSS Regions」は新たな仕様のため、まだ全てのブラウザでサポートされていない。このため、「Edge Reflow」では同仕様の利用がデフォルトではオフになっており、[View] > [Shiny Web Features]パネルに表示された[CSS Regions]のスイッチをオンにすることで、この仕様を有効にすることができる。

なお、「Edge Reflow」は、Webの閲覧環境が多様化している状況を受けて注目されている、さまざまな画面サイズに対応することができるWebデザイン「レスポンシブWebデザイン」を容易に実現することのできるツール。Webデザインのさまざまな場面に対応するツール群「Adobe Edge」ツールのひとつで、このほかにもHTML/CSS/Javascriptを効率よくコーディングしていくためのエディター「Edge Code」やモバイルデバイスの表示シミュレーター「Edge Inspect」などがある。