ラネクシーは8月23日、米Accusoftが開発した画像処理ソフトウェア開発キットの最新版「ImageGear Professional v18 英語版(イメージギア プロフェッショナル バージョン18)」に発売すると発表した。
同製品は、開発環境別にDLL 64-bit版、DLL 32-bit版、ActiveX版が用意され、同社販売代理店経由で販売される。
ImageGear Professional SDKはVisual Basic、Visual Studioでも使用可能な、アプリケーション開発者向けの高速画像処理コンポーネントで、年々更新されていく画像ファイルフォーマットへの対応や画像処理技術をAPIにて提供し、簡単・低コストで最新の画像処理プログラムを作成可能。医用画像プログラムや画像によるドキュメント管理システムを中心に様々な分野に導入されており、全世界で5,000万本以上の応用実績がある。
新バージョンでは、医用、写真、出版業界で利用されるギガバイト級の大容量画像の読み込み、書き出し、表示に対応。DLL 64-bit版ではディスク容量の許す限り、取り扱うことができるファイルサイズに制限はなく、ファイルサイズは、搭載されているRAMやページングファイルの制限も受けない。
また、Unicode文字が含まれるファイル名への対応を行い、ファイルのリネームの必要がなくなった。ファイル名にUnicode文字を持つTIFF、JPEG、JPEG 2000、JPX画像ファイルのメタデータをアップデートしたり、Unicode文字列を含むベクター形式のファイル(SVG、DWG、DXF、DWF)を読み込み、表示し、保存するアプリケーションを作成することができる。
さらに、DLL 64-bit版でもOCR機能の提供が開始。また、OCRの正確さが、英語など西洋の言語で48%、日本語などアジアの言語で69%向上。本バージョンより言語を自動認識するようになり、文書内でさまざまな言語が使われているようなドキュメントでも、特別に注意を払うことなくスキャンすることができる。複数ページのPDFファイルの処理速度は、マルチコアのPCで最大45%向上した。
製品価格は、「ImageGear Professional v18 英語版」が38万9,900円。「DICOMGEAR Professional v18 英語版」が51万9,900円(どちらも税別)。
ラネクシーでは、今後も国内外の革新的で高付加価値なソフトウェア製品のリリースを予定しており、個人から企業まで幅広いユーザー層を満足させる、真に使いやすいソフトウェアを提供していく。