ソニーとパナソニックは7月29日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大を目的として、業務用次世代光ディスク規格を共同開発することについて基本合意したと発表した。

光ディスクは温度・湿度の影響を受けにくく、防塵性や耐水性などにも優れている上、フォーマット世代間の互換性も保証されており、コンテンツの長期保存に適している。

両社はこれまでブルーレイディスクフォーマットをベースにして商品開発を進めてきたが、今後拡大が予想されるアーカイブ市場に対応するためには光ディスク1枚あたりの記録容量増加が必須になるという考えから、このほどの合意にいたったという。

両社はこの合意にもとづいて、今後それぞれが有する技術をベースに開発効率を高め、2015年内をめどに、1ディスクあたりの記録容量を300GB以上とする光ディスクの開発を目指すとしている。