日本レコード協会は7月18日、協会会員のレコード会社がISP16社に対し、今年の6月と7月にグヌーテラ(Gnutella))ネットワークを利用して権利者に無断で音楽ファイルを公開していた25人の氏名などの開示を求める請求を行なったことを発表した。
開示請求の理由については、これら25人がGnutellaに接続するファイル共有ソフト「Cabos」や「Limewire」を利用して、権利者に無断で音楽ファイルをアップロードし著作隣接権(送信可能化権)を侵害してためとしている。なお、開示請求は、プロバイダ責任制限法に基づいたもの。
会員レコード会社では、これまでに情報の開示を受けた31人との間で反省文や誓約書の提出、害賠償金の支払いによる和解を行なっているという。
なお、日本レコード協会と会員レコード会社は、音楽配信市場の健全な発展と著作権法違反行為の撲滅のため、「今後もファイル共有ソフトを利用した権利侵害行為への対応を積極的に展開」するとしている。