ラックは、「Googleグループ」における意図しない情報公開に対して注意喚起すするとともに、対策方法を提示した。

Googleグループは、米Googleが提供している無償版のニュース投稿/共有サービス。同サービスは世界中で情報共有をするために活用されている。

同サービスは、企業内の業務においてもメンバーとグループを作り、インターネットを通して情報を共有することが可能。ユーザーが、メールやWebインタフェースを使って情報やファイルをGoogleグループ上に登録すると、その情報を複数の人で同時に閲覧することが可能となり、一種のグループウェア的な利用ができる。

しかし、同サービスの利用登録した初期の状態では、すべての情報がインターネットに公開される設定となっている。本来の意味で、グループ内で閲覧者を限定して運用をする場合には、閲覧範囲の設定を正しく変更しなければならない。

ラックの調査においても、同サービスを使用している国内外の組織が投稿した情報に関して、意図せず情報公開に至っているケースが多数確認され、本件が深刻なリスクにつながっていることを注意喚起するとともに、対策方法を提示する。