東京都建設局は7月2日、水辺の魅力向上と地域活性化を目的として、隅田川堤防の管理用通路を活用した飲食店営業を行う"かわてらす"の社会実験を実施することを発表した。
"かわてらす"は夏の京都の風物詩として有名な「川床」と同じ趣向のイベントで、河川に向かって突き出した高床式の工作物の上で飲食店がサービスを提供するという。
今回の社会実験では、民間の事業者が"かわてらす"の設置と飲食店営業を行い、期間中、都は河川敷地の使用に関する規制を緩和する。実験の対象期間は2016年3月末までで、設置のための一時占用許可期間はこのうちの2年以内となる。
建設局は現在、社会実験に参加する事業者を募集しており、「建物や土地の所有者、地元町会や隣接者などの同意がとれていること」や「清掃や緑化といった周辺環境の向上などによる地域貢献を行うこと」などが募集条件となっている。
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社会実験の対象エリア |