パナソニックは7月1日、欧州におけるLED電球のラインナップの拡充を発表した。発表は、1万個の白熱電球を同社のLED電球に交換した、チェコのプラハ城で行われた。

EUでは、2016年までに白熱電球の販売停止が決まっており、電球型蛍光灯やLED電球への移行が進んでいる。パナソニックは、欧州をターゲットとして透明なガラスを通してきらめく温かな光が特徴とするLED電球(クリアタイプ)を開発し、2011年に第一弾を欧州で発表した。

今回の発表では、LED電球(クリアタイプ)の60Wタイプを含む55品番のLED電球を同時に発表し、ラインナップの拡充を図ったという。

発表が行われたプラハ城は世界最大の古城であり、ユネスコ世界遺産に登録、現在はチェコ共和国の大統領府が置かれている。

同社は、プラハ城で利用されていた1万個の白熱電球がLED電球に交換されたことを記念して開催された点灯セレモニーの様子をYouTubeで公開している。また、「世界遺産にともるパナソニックのあかり」と題して、プラハ城のほか、厳島神社、白川郷の動画も公開されている。