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Googleはブログ「Our continued commitment to combating child exploitation online」において、児童ポルノの画像をインターネットから排除する取り組みを継続的に実施しており、こうした作業をより効率よく実施するためのツールの開発に対して資本を投入したことを発表した。Googleは最近、児童ポルノ画像の暗号化されたフィンガープリントをデータベースに追加する取り組みをはじめており、業界横断的に協力してより迅速に画像の発見と削除を実施するための技術開発に取り組んでいるという。

Googleは2006年からこうした取り組みを開始しており、技術的に画像を特定する方法を模索してきたとしている。Googleはどこからでもさまざまな情報にアクセスできるようにするというビジネスを展開しているが、なかには金輪際作られても見つけられてもいけない情報というものが存在し、そうしたデータをオンラインから排除するために多くのことに取り組むことができると説明している。

Our continued commitment to combating child exploitation online」では2011年にNCMEC (National Center for Missing & Exploited Children)がレビューした児童ポルノ画像であると疑われる画像やビデオの総数は1,730万個に到達しており、2007年の4倍に達したと説明がある。児童ポルノ画像やビデオの数は増え続けているという。

また、NCMECに送られてくる児童ポルノ画像の半数は米国外から送られてくるものであり、この問題を解決するには国や業界の枠を超えて、世界中で協力して取り組む必要があると説明している。