デルは6月14日、インテルの最新プラットフォームを搭載したビジネス向けデスクトップPC「Dell OptiPlex シリーズ」のラインナップを拡充し、新製品を発表した。

新たに発売するのは、一体型デスクトップ「Dell OptiPlex 3011オールインワン」「Dell OptiPlex 9020ビジネス向けデスクトップ」「Dell OptiPlex 9020オールインワン」、スモールタワー型の「Dell OptiPlex XE2」の4製品だ。

OptiPlex 3011オールインワン

Dell OptiPlexシリーズは、セキュリティと管理性に優れ、省スペースと高性能を両立するデスクトップPCで、Intel Core i7プロセッサやWindows 8タッチパネルに対応するほか、マルチモニタをサポートするためマルチタスク処理が可能となった。内蔵グラフィックス機能で不十分な場合は、専用のグラフィックスカードも選択できる。負荷の高い作業向けに、広帯域幅DDR3メモリ(最大32GB)が採用されている。インタフェース周りでは、ギガビットEnternetを標準搭載するほか、オプションでWi-FiやBluetoothも利用可能で、高速な汎用インタフェースであるUSB3.0も標準サポートしている。

OptiPlex 9020

セキュリティ面においては、シングルサインオンと認証管理の機能を提供する「Dell Data Protection」に対応し、データ保護とユーザーアクセス管理を実現するほか、デバイス全体のデータ暗号化ポリシーも一元管理することができる。自己暗号化ドライブ、ロックスロット・ロック可能なポートカバーや卓上スタンドマウントなどによって、システムをより強固に保護することも可能だ。

運用面においては、「Dell KACE」による効率的な自動一元管理に対応するほか、インテル vProテクノロジーを用いたデスクトップのリモート管理にも対応する。

OptiPlex 3011オールインワンは、20インチディスプレイ一体型のデスクトップPCで、最小モデル構成価格は9万9,980円から。

OptiPlex 9020は、強力な管理機能を備えたフラッグシップモデルで、メンテナンスを前提とした設計になっており、HALT(高加速寿命試験)を通じて、長期間の高負荷利用にも耐えうる作りを実現している。最小モデル構成価格は、10万4,980円から。

OptiPlex 9020オールインワンは省スペースで、オプションのアーム型スタンドを使用すればどのようなスペースでも快適に利用できる。最小モデル構成価格は11万9,980円から。

OptiPlex 9020オールインワン

OptiPlex XE2は、汎用性と耐久性に優れ、作業環境に応じたシャーシを選択できる点が特徴だ。耐高温については、周辺温度45℃でも安定稼働が可能だという。6月17日発売で、価格は要問い合わせ。

OptiPlex XE2