ミラクル・リナックスは6月4日、オープンソース・ソフトウェアを利用した技術に関する研究開発の一環として、Androidタブレット用デジタルサイネージの試用版ソフトウェアを開発。同日より、研究開発の成果などを公開しているサイト「MIRACLE Labs」にて無償公開を開始すると発表した。

MLAndonutsによるAndroidタブレット画面での表示例

今回、公開するソフトウェアは、Androidタブレットでデジタルサイネージのコンテンツを表示するためのソフトウェア「MLAndonuts」と、Windows PCにインストールしてコンテンツの作成とAndroid端末への配信を行うソフトウェア「MLAndonuts用EMPopMaker」の2種類で構成されている。

同ソフトウェアでは、利用により動画、静止画を組み合わせたデジタルサイネージコンテンツをAndroid搭載のタブレットやスマートフォンで表示することができる。

なお、同社では、組込みLinux OS上に軽量Webブラウザ、メディアプレイヤー、ネットワーク管理ツールなどのアプリケーションを搭載したデジタルサイネージプレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を既に提供しており、、今後も、同製品の技術をベースにAndroidタブレットに特化した軽量な試用版ソフトウェアを開発・公開するとしている。

デジタルサイネージ利用システム構成