ヤフーの子会社GyaOと、グリーは、アニメコンテンツへの投資を目的としたファンドを組み、その運営を行う「株式会社アニマティック」を5月31日に設立した。2月に発表した両社の基本合意に基づくものとなる。

アニマティックは、アニメ作品の製作資金の出資を通じて新しい作品の創出に関与。出資アニメ作品は「GyaO!」などネット配信サイトで取り上げたり、アニメ作品をもとにしたソーシャルゲームやトレーディングカードゲームを展開したりするなど、インターネットを通じてアニメを楽しむ環境を作っていくという。

社名のアニマティック(AnimatiC)は「Animation」と「Systematic」からの造語。ITや情報システムの力を活用して、新しいアニメ作品の創出に貢献することを目指すとしている。

アニマティックの出資比率はGyaOが50%、グリーが50%。代表取締役社長にはGyaOの旦 悠輔氏が、取締役にはグリーの田中 良和氏らが就く。なお、2月の発表では設立会社の社名を「フューチャーコンテンツパートナーズ株式会社(仮称)」としていたが、「株式会社アニマティック」へと変更になった。