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5月24日(米国時間)、Waylandのメーリングリストにおいて、Waylandのみで動作するようになった新しい「Wayland Live CD」が報告された。これまで起動の途中でXアプリケーションが使用されていたため、Xサーバが起動していたが、新しいLiveCDでは完全にWaylandアプリケーションのみでシステムが起動するように書き換えられている。
システム起動後にXアプリケーションを起動すると、xwaylandappを使うことになりXサーバが起動する。Wayland単体でシステムが起動すること、Xアプリケーションも実行できるように互換性が確保されていることなどを確認できる。
GNOMEは将来的にWaylandをサポートすることを計画しており、FedoraなどのLinuxディストリビューションもWaylandへ移行するとしている。今回公開されたWayland Live CDは、FedoraなどWaylandへ移行したディストリビューションがどのような形でXアプリケーションとWayland対応のアプリケーションに対応するのか仕組みがわかりやすく参考になる。