NTTスマートトレードは5月22日、ネットで手続きが完結する外貨両替サービス「外貨両替オンライン」を開始した。
現在、経済のグローバル化が進み、各企業では外貨建ての支払いの機会が増えている。また、円安の影響で個人で海外投資を行なう人も増加しているが、海外への外貨建て送金の場合、送金手数料に加え、円から外貨への両替コストがかかる。
特に数万ドルの海外送金を行なう法人の場合、送金にかかるトータルコストを減らすためには、円から外貨への両替コストを削減することがポイントになる。
同社が新たに開始した外貨両替オンラインは、現金を扱わないネット完結型の両替専用サービス。両替用の円資金を指定の口座に振り込むと、外貨に両替して利用者の取引銀行の外貨預金口座に返金するという。
利用者にとっては、取引がある銀行サービスはそのまま利用しつつ、外貨両替に関しては同サービスを利用することで、外貨建て送金にかかるコストを削減できるメリットがある。同サービスは法人だけでなく、個人の利用も可能。なお、外貨口座への着金は原則として両替の翌営業日には行われるという。
また、為替レートは銀行が朝10時頃に発表する公示仲値を基準に設定され、一日の両替レートは基本的に変更しないとのこと。
同サービスは現在、円から米ドルへの両替のみに対応している。今後は豪ドル、ユーロなどへの両替サービスの提供も予定されており、外貨から円への両替についても提供を検討している。