Firefox最新版、アドオンのサイズを65%削減

先日、Firefoxの最新版となる「Firefox 21」がリリースされた。今回のリリースは特にアドオンをたくさん使っているユーザに特典がある。どのような利益があるかは「Firefox now ships with the add-on SDK」によくまとまっている。

Firefox 21にはアドオンのSDKモジュールが同梱されるようになった。この結果、ユーザからみて2つの優れた特徴が実現したことになる。

• アドオンのサイズの削減。FirefoxがSDKモジュールを持っているため、個々のアドオンがそれらを同梱する必要がなくなった。この結果、SDKベースのアドオンのうち特に有名なもので、だいたい65%ほどのファイルサイズの削減になるという。もっと簡単なアドオンであれば、さらにファイルサイズの削減が期待できるとされている
• Forefoxに同梱されたSDKモジュールは今までよりも互換性を保つようにメンテナンスされるようになるため、これまでよりもアドオンの寿命が長くなることにつながる

こうしたSDKモジュール同梱の恩恵を受けるには、アドオンが最新のSDKを使ってリパックされる必要がある。この作業は自動的に実施される見通しで、次のアドオンアップデートなどのタイミングで、よりサイズの削減されたアドオンへアップデートが実施されるものとみられる。