米Jawboneは4月30日 (現地時間)、「UP Platform for iOS」を発表した。日本でも4月20日に発売されたライフログリストバンド「Jawbone Up」とサードパーティ・パートナーのサービスをAPIを通じて連携させるもので、すでに10サービスが対応している。同社はまた、将来APIを公開する計画も明らかにした。

UP Platform for iOS対応サービスは、IFTTT (Webサービス連係)、LoseIt! (ダイエット)、Maxwell Health (医療コスト管理)、MapMyFitness (フィットネストラッキング)、MyFitnessPal (ダイエット)、Notch (ヘルスデータ可視化)、RunKeeper (ジョギング/ウオーキング/サイクリングのトラッキング)、Sleepio (睡眠改善)、Wello (トレーナー)、Withings (体調管理)など。

4月30日にApp Storeで配信が始まったJawboneのiOS用「UP」アプリのバージョン2.5がUP Platformに対応しており、対応サービスのアプリ/サービスを組み込める。左上のメニューからAppギャラリーにアクセスして対応サービスに接続すると、リストバンドUPからのデータとパートナーのアプリからのデータを「フィード」「ライフライン」「トレンド」などで利用できる。例えば、体重のトラッキングやサイクリングのマップ化などが可能になり、また豊富な食品ライブラリにアクセスできる。逆にいくつかのパートナーのアプリで、睡眠や調子、活動といったUPのデータを活用することも可能だ。

製品管理担当バイスプレジデントのTravis Bogard氏は「プラットフォームによって、ユーザーはそれぞれのライフタイルや目的に応じてパーソナル化した体験を作成できるようになる」とコメントしている。一方、開発者やパートナーにとっては、双方向のデータ共有を可能にするユニークなAPIによって新たな顧客にリーチでき、またJawboneのデザインを活用できるというメリットがあるとしている。