ロジテックINAソリューションズは4月18日、Windows Storage Server OSを搭載したNAS向けのオプション製品として、オレガが提供するストレージ仮想化ツール「VVAULT Professional OEM版」を発表、順次販売を開始する。

VVAULTは、NASに接続した外付けストレージや、ネットワークを介してマウントしたNASなど、複数のストレージを統合し、1つのボリュームとして活用できる仮想化ソフトウェア。作成した仮想ストレージは、特にライブバックアップやマイグレーションなどの大容量のデータを扱う用途に適する。

「VVAULT 4.5」の操作画面

従来からロジテック製品に標準搭載していたVVAULT Basic版では、3台以上の仮想ドライブが作成できないなどの制限があった。今回のVVAULT Professional OEM版は、より規模の大きいエンタープライズ用途でもNASを活用できるようになる。

VVAULT Professional OEM版は、期限付きライセンス制で提供され、利用期間ごとに1年/2年/4年の追加更新ライセンスを購入して、アクティベーションを実行する必要がある。新規購入の場合は1年ライセンスに限られるが、追加更新ライセンスを同時に購入して、長期間利用することも可能だ。

なお、同社のサポート期間はNA購入から5年までであり、これ以降はオレガのパッケージ版を購入する必要がある。またライセンス期間が過ぎた場合、仮想ドライブへの書き込みができなくなるので注意したい。