米Autodeskは3月26日(米国時間)、レーザースキャンと写真を利用して物理オブジェクトから3Dモデルを構築できる「Autodesk ReCap」を発表した。最新のソフトウェアスイート「Autodesk 2014 Design and Creation Suites」の一部として提供される。

Autodesk 2014 Design and Creation Suitesは、デザイナーやエンジニア向けのツールセット。主力製品であるCADデザインスイートの「Autodesk AutoCAD Design Suite」をはじめ、「Building Design Suite」「Entertainment Creation Suite」「Factory Design Suite」「Infrastructure Design Suite」「Plant Design Suite」「Product Design Suite」などで構成され、デスクトップまたはクラウド経由で利用できる。

ReCapは写真やスキャンから3Dデータの構築が可能なソフトウェアで、Autodesk Design and Creationスイートに統合される「ReCap Studio」と「Recap Photo」の2種類がある。

Recap Studioは、現実世界からキャプチャした膨大なデータセットをクリーニング・構造化し、ビジュアル化するソフトウェアで、Autodesk App Exchangeよりダウンロードできる。ReCap Photoはクラウドを利用して写真から3Dモデルを作成するソフトウェアで、4月12日に提供開始の予定。

Autodeskは先に、写真から3Dモデルを作成できるコンシューマー向けのiOSアプリ「123D Catch」も公開している。

デモ画面ショット