インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、NTTドコモのLTE網を利用した個人向けデータ通信サービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」において、4月1日より、サービス仕様を拡充すると発表した。

拡充するサービスは、高速通信用データ量の翌月繰越により顧客の利便性を向上するとともに、低速通信と高速通信を切り替え可能にする機能を追加。さらに、低速時の最大通信速度も現行の128kbpsから200kbpsに向上し、より快適なモバイル通信環境を提供する。

高速データ通信用データ量の翌月繰り越しは、「ファミリーシェアプラン」「ライトスタートプラン」の2プランで、下り最大112.5Mbpsの通信速度で利用できるデータ通信量(バンドルクーポン)は月間1GBだが、これまで使いきれなかったバンドルクーポンは当月末日に利用期限を迎えていた。しかし、今回、4月以降に発行されるバンドルクーポンは翌月末日まで繰り越して使えるように変更。携帯通信事業者(MNO)が提供していた繰り越しの仕組みを、IIJはMVNOとしては業界で初めて顧客に提供する。

また、IIJmioのWebサイト上または専用アプリから操作することで、高速通信と低速通信の切り替えを任意に行えるよう変更。4月1日よりAndroid端末向けアプリも提供予定となっている。

データ通信量の翌月繰り越しと、高速/低速利用の切り替え機能の追加により、顧客の利用スタイルに応じて効率よくデータ通信を使うことができ、月々の通信コストを抑えることが可能となる。

さらに、手軽にデータ通信が始められる500MBのデータ量入りパッケージ「IIJmioプリペイドパック」の流通網の拡大を推進。Amazonマーケットプレイス、ヤマダ電機、TSUKUMO、ビックカメラ、ソフマップ、PC DEPOTの家電量販店といった既存の流通網に加え、日本テレホンと協業し、3月23日より中古携帯電話の販売店「イーブーム」「エコたん」でも取扱いをを開始する。

「IIJmioプリペイドパック」