F-Secureは2012年第4四半期のモバイル関連セキュリティレポート「Mobile Threat Report Q4 2012」を公開した(PDF要約: Finally, Some Good News for Symbian?)。2012年Q4におけるモバイル関連のセキュリティ状況が報告されているほか、2012年全体としてのまとめや、直近数年間の状況比較などが報告されている。

報告によれば、2012年Q4に新しく検出されたモバイル向け不正プログラムの96%がAndroid向けのものだったという。残りはSymbianが占めている。Android向けの不正プログラムは2012年に入ってから増加し続けており、2012年全体ではモバイル向けの不正プログラムのうち、79%がAndroid向け、Symbian向けが19%となっている。

2012年Q4の不正プログラムのうち53%がトロイの木馬、27%がリスクウェア、10%がモニタリングツールとなっている。2012年を通してみるとトロイの木馬の割合は減り続けており、リスクウェアとモニタリングツールはシェアを増やしている。また、収益目的で不正プログラムが使われているケースが増え続けていると報告がある。