日本オラクルは2月17日、磁気テープ記憶装置の規格「LTO-6」に準拠し、1巻あたり最大6.25TBのテープ・カ-トリッジに対応、最大160MB/秒のデータ転送速度を実現するテープ・ドライブ「StorageTek LTO 6 Tape Drive」の発売を開始したと発表した。
「StorageTek LTO 6 Tape Drive」は、前世代の「StorageTek LTO 5 Tape Drive」と比較して、1巻あたり容量が圧縮時で約2.1倍、非圧縮時で約1.7倍に増加しており、データ転送速度が約15パーセント高速化したテープ・ドライブ。
「StorageTek LTO 6 Tape Drive」 |
同社のテープ・ライブラリ「StorageTek SL150 Modular Tape Library」、「StorageTek SL3000 Modular Tape Library」、「StorageTek SL8500 Modular Tape Library」の3機種に対応しており、各機種のスロットすべてにLTO-6対応テープ・カ-トリッジを搭載した場合、「StorageTek SL150 Modular Tape Library」(最大スロット数:300)は最大1.87PB、「StorageTek SL3000 Modular Tape Library」(最大スロット数:5,925)は最大37PB、「StorageTek SL8500 Modular Tape Library」(最大スロット数:10,088)は最大63PBのデータを格納できる。
特徴として、前世代のテープ・ドライブとの互換性を有するため、テープ・ライブラリを新規購入せずに、既存の筐体内にドライブを増設することで、ストレ-ジ・システムへの投資を抑制することが可能。
主な仕様は、・データ転送速度が最大160MB/秒、テープ・カ-トリッジ1巻あたり容量が圧縮時 最大6.25TB、非圧縮時 最大2.5TB、接続インタ-フェ-スが8Gb ファイバー・チャネル、または6Gb SASに対応となっている。
価格は、「StorageTek SL150 Modular Tape Library」用が73万8,587円(税別)、「StorageTek SL3000 Modular Tape Library」用が202万6,957円(税別)、「StorageTek SL8500 Modular Tape Library」用が243万8,045円(税別)。