Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google及びMozilla Foundationは4日(米国時間)、ChromeとFirefox間でWebRTCによるビデオ通話したことをそろってブログ(Chromium Blog/hacks.mozilla.org)にアップした。WebRTCは、JavaScript/HTML5技術を利用してリアルタイムコミュニケーションアプリケーションの開発を可能とする仕様。JavaScript APIとして提供されるほか、audio/videoなどのHTML5要素と絡めての使用が可能となっている。

WebRTCのブラウザへの実装は主要ブラウザで活発に開発が行われている。Googleでは2011年よりシステムへのマージがスタートしており、かなりの機能がすでに実装されている。Mozilla側でも2012年のロードマップにてWebRTCの実装が盛り込まれており、今年の始めに公開されたFirefox 18にて実験的ながらWebRTC初期サポートが追加されている。

今回のビデオ通話にはChrome側がデスクトップ版「Chrome 25 Beta」、Mozilla側がデスクトップ版「Firefox Nightly)(Firefox 21)」が使われており、WebRTCデモサイトを活用したという。実際に行ったビデオ通話がYoutubeにあげられている。なお、FirefoxのWebRTC機能は標準では無効となっているため、"media.peerconnection.enabled"の値を"true"に設定する必要がある。