円谷プロダクションとバリュープレスは、クリエイター300名に対し「特撮に関する意識調査」を行い、その結果を公開した。

円谷プロダクションのWebサイト

同アンケートは、インターネット調査により行われたもの。調査対象はクリエイティブ職に就いており職務内容が「映像・グラフィック系」に該当する全国のクリエイター300名。このなかの「日本ならではのコンテンツとして海外に紹介したいもの」という設問に対し、1位が「絵画・イラスト」(46.7%)、2位が「特撮」(45.7%)、3位が「映画」(37.7%)という結果が得られた。

これら上位に挙がったコンテンツについて回答者に印象を聞いたところ、「日本独自の感性・伝統がある」(35.3%)、「細やかな技術力・手作り感」(18.3%)などといった意見が多く見られた。それ以外にも、「江戸時代の浮世絵のように、海外での評価が何倍にもなる物が大量に潜んでいると思われる」、「ジャパニーズメイドの文化が世界的に評価されるレベルに育ちつつあるが、国がそれを支えていない」といったように、日本文化を掘り起こし、もっと海外にアピールしたいといった内容の意見もあったという。

なお、同アンケートに答えたクリエイターの内訳は「絵画、写真、イラスト、グラフィック」(57.0%)、「テレビ」(24.7%)、「Web」(24.0%)のほか、CM・PV、映画など。回答者の年齢は多い順に40代(147名)、50代(87名)、30代(39名)、60代(27名)となっている。