日本オラクルは1月24日、製造業向けに、同社製品を組み合わせた次世代サービス提供IT基盤「Oracle Digital Commerce」を、同日より提供開始すると発表した。
「Oracle Digital Commerce」は、新しいビジネスモデルの導入と売上認識を同時に支援するソリューションで、価格設定や請求業務などのバックオフィス業務を支援する「Oracle Communications Billing and Revenue Management」、ECサイト構築のためのパッケージ「Oracle ATG Web Commerce」、販売動向や収益性の分析とレポーティングを支援する「Oracle Business Intelligence」を基盤とする。
これらを組み合わせることで、「価格・料金設定や製品・サービスのデータベース管理を柔軟に定義する機能」、「ECサイトの構築・管理機能」、「売上管理」や「収益分析」など統合したソリューションを提供する。
「価格・料金設定や製品・サービスのデータベース管理を柔軟に定義する機能」では、価格管理と商品管理の機能を活用することで、製品やサービス品目を自由に組み合わせた商品管理と、定期購入型や従量課金型などの料金モデルを定義することが可能。
「ECサイトの構築・管理機能」として、ECサイト構築・管理機能を活用することで、ECサイトにて顧客ごとにカスタマイズした製品、複数の製品やサービスを組み合わせたソリューションの提案、顧客の購入サポートと受注処理を実現する。
「売上管理機能」は、課金イベントに基づく料金計算と残高管理に加え、売上認識を実現し、「収益分析」として、顧客別またはオファー別の収益分析や請求管理業務指標などの表示することができる。