IDCフロンティアは、国内の複数データセンター間でデータを分散し堅牢性と可用性を持つ「IDCフロンティア 分散ストレージサービス powered by Yahoo! JAPAN」(以下、IDCF分散ストレージ)をヤフーと共同開発し、今春の正式サービス開始に先立ち、1月29日より先行提供を開始すると発表した。

IDCF分散ストレージは、米Basho Technologiesが持つ、分散型データベース技術を用いたS3 API互換のストレージ基盤である「Riak CS」を採用したオブジェクトストレージサービス。

ヤフーと共同開発したIDCF分散ストレージは、拠点内でのデータの多重化保存に加え、西日本拠点および東日本拠点の2拠点でデータを自動分散し、高い堅牢性と可用性を併せ持つ拠点分散型クラウドストレージサービス。まずは1月29日より無料でAPIとSDKの提供を開始し、Web上で操作を行うコントロールパネルとサービスへの課金は今春の正式サービスからを予定している。また、将来的には国内外の他拠点追加や分散データベースサービスの展開も検討しているという。

複数拠点間データ分散のイメージ

同社によれば、主要ストレージサービスと比較して最大約6倍のパフォーマンスを発揮し、Amazon S3と高い互換のあるREST 形式Web APIを提供。また、IDCフロンティアのデータセンターおよびクラウドサービスとの拠点内をダイレクト接続する。